沐浴、うれしく・・・。
昨日から、我が家の生活サイクルがかわっている。・・・・孫が泊まりにきているのだ。
息子が出張を利用して帰省したので、隣市の実家で産後養生中の嫁のA子ちゃんに声をかけ、呼び寄せた。今まで、孫を連れて来たことは何度かあったが、泊まりがけは初めてのこと。
さて、今日は、午前11時すぎから、沐浴開始。
“洗う係”を引き受けた私だが、長らくのブランクにちょっと緊張・・・。
りょう坊は、父親(息子)の太い腕に支えられて、ゆったりと安心している様子。
その表情に助けられ、アタフタとぎこちなかった私の手先も、なんとかスムーズに動き始めた。
「太もものシワの間をよ~く洗ってよ」、「肛門のところも、しっかりね」などなど、横から、息子のチェックがはいる。
今どきの若い父親らしく、息子は、病院の助産師さんから沐浴指導を受けた。さらに、A子ちゃんの実家に泊まり込んで、何度か実地経験(?)も済み。自分が誰かに注意されたことを、受け売りで、私に言っているのだろう。おかしくも、ほほえましい。
なんて可愛いんだろう。ポチャポチャ、プッコリのお肉。やわらかくむっちりした皮膚。湯の中で、無防備に身をゆだねる小さな生命を、無性にいとおしく感じる。
ひと撫で、ひと撫で、りょう坊の体をガーゼでさすりながら、自分の心が穏やかに洗われていく気がした。
その昔、私が子育てまっただ中だった頃をふと思った。忙しい毎日。子育てを楽しむというゆとりなどなかった。この沐浴ひとつとっても、いわば、日課のひとつ。日常の流れの中で、慌ただしくやりすごしてきた感がある。
月日が流れ、立場がかわった今になって改めて思った。あの頃私は、なんとゼイタクで幸せなことを続けられていたんだ。
・・・・こどもの成長は早い。だからこそ、息子夫婦には、その時々の子供との関わりを大切にしてもらいたい。“子育てを、十二分に楽しんで!”と、自分自身の反省をふまえて、エールを送りたい。・・・
ホヤ~ンと、そんなこと思っていたところに、またまた息子からチェックがはいった。「長湯したら、りょう坊が疲れるぞな~」。






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