日暮れどき、家の前で、隣のT奥さんに会って、いきなり尋ねられた。
「ねえ、○○さん(私のこと)、・・・最近泥棒に入られたってことはないよね?」
「い、いいえ。どうして?」
聞けば、・・・・我が家に、この何日か、しばしば、警備会社の車が停まっていたり、さらに加えて今日はガラス屋の軽トラまで来ていた。さては、○○さん宅になにか緊急事態が発生したのかもしれないよ~・・・という噂が、近所の(うちの近辺でしょうが)にただよっているらしい。
「“あなたお隣だから、何か聞いていない?”って皆に言われたんだけど・・」と、Tさん。
はて。知らぬところで、ご近所さんに御心配かけてたようだ。7月に、夫の急病で、我が家初めての“救急車騒動”でお騒がせした経緯もあるから、“今度は泥棒事件”ってこともありえぬことではないと、思われたのかしら。
でも、おかげなことに、我が家に、事件はまだ起こっていない。
ALSOK(綜合警備保障)に何度も来てもらったのは、防犯のためのセンサーをつけてもらうことにしたため、その説明と打ち合わせのため。我が家は古い家屋なので窓や戸が多く不用心。また、裏の塀を越えてもし誰かが侵入してきても、家人は察知できない造りをしている。おまけに、頼みの綱(?)のペロも老いて、番犬を引退の状態ではあるし、ということで。
このたび、戸や窓の何カ所にセンサーを設置して、不審者が侵入し近づくと、ALSOKに“異常”が連絡され駆けつけてくれる、という契約をした。とりあえず、命がどうのこうのというような大事にはなるまいなぁという、淡い期待を込めて。(不審者を高感度に察知してセンサーが働くバージョンアップの設定もできるが、うんと料金高。戸・窓の多い我が家では、かなり負担大なので、見送る・・)
そして、玄関と勝手口の戸の鍵も、この際、新型の防犯用ものに替えることにした。ガラス屋さんの車が停まっていたというのは、勝手口の扉を新調するにあたり、ガラスのサイズを計るため来てもらっていた。・・・・ただ、そんなことであったのだ。
そういえば、何日か前には、例の“金庫騒動”でロックサービスを呼んだ。その時は我が家の前に鍵屋さんの社名が入ったバンが停まっていたはずである。
もし、ご近所のだれかがそのことを気にかけていて、今日のことに結びつけていたとしたら、・・・・それこそ、○○さん宅(我が家)に大事件!などいう噂が流れていたかも。・・・ウヒッ。
自分の知らぬところで、そんなうわさが舞っていたことが、おかしい。そして、そんな我が家のささいな変化に気づき、気に懸けてくれたことが、ありがたくもある。
「他人のことは、一切無関心」という冷たい住民感覚が当たり前になった昨今、うちのご近所さんには、まだまだ、昔ながらの人情気質が残っていると思えば、ちょっとうれしい。
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